2018年4月9日月曜日

B型肝炎とは?


B型肝炎について


B型肝炎という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、どのような病気なのかは御存じない方も多いかと思います。


B型肝炎 とはどんな病気?

B型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起こる肝臓の病気です。

慢性肝炎肝硬変肝臓がん引き起こすことが知られています。


B型肝炎のキャリア ( HBVキャリア ) とは?
  
B型肝炎ウイルスが肝臓の中に住みつき、感染が持続している状態です。

キャリアの中でも、症状や肝機能異常のまったくない方は、無症候性キャリア、非活動性キャリア と呼びます。

  
慢性肝炎 ( B型慢性肝炎 ) とは?

HBVのキャリアとなって、ウイルスによって引き起こされる肝細胞の炎症により慢性的に肝機能異常が続いている状態です。
  
抗ウイルス薬療法の適応となります。


肝硬変 ( B型肝硬変 ) とは?
   
HBVによる慢性肝炎が長期に持続すると、肝臓は次第に硬く変化(線維化と言います)していき、肝臓の機能が低下してしまいます。この状態が肝硬変です。

肝硬変で肝機能が低下すると、黄疸や腹水、浮腫、脳症 など様々な症状を伴うようになっていきます。


肝臓がんリスクについて

B型肝炎ウイルスは発がんウイルスです。
  
肝硬変になると、肝がんを発症する危険が高まります。
  
さらに、B型肝炎ウイルスは肝細胞の遺伝子の中に組み込まれることにより、肝硬変まで至らなくても、突然肝がんを発症することがあります。

また、ウイルス量が多いほど、肝がんを発症するリスクが高いことが知られています。
 
すなわち、慢性肝炎から肝硬変への進展度、ウイルス量の多少により、肝がん発症のリスクの程度の差異はありますが 、いずれにしてもキャリアの方は通常よりも肝がんリスクが高いということに細心の注意を払うことが肝要です。
  
対策としては、血液検査や画像検査(エコー、CT、MRI)を組み合わせて、定期的に検査を行っていき、肝がんの早期発見に努めていきます。



日本では約130万人のキャリアがいると推計され、日本人の約100人に1人がキャリアと言われています。

肝臓は沈黙の臓器と言われ、キャリアの方でも無症状であることが多く、過去にキャリアであることを指摘されていても、長らく放置している方もいます。

また症状がでないがゆえに、キャリアであることに気づいていない(未診断)人も多いとされます。

なるべく定期的な健診や肝炎ウイルス検診を受けるようにし、キャリア(感染)を指摘されている方は医療機関で定期的なフォローをしてもらいましょう。